サッカーの試合で強いチームと弱いチームが試合をする際、弱いほうのチームは特に下部リーグ降格の危機に瀕している場合は無理して勝ち点3を目指さず守備を固めて0‐0に持ち込んで勝ち点1を狙うケースがよく起こります。そんな試合においては、相手はほとんど攻めてくることはなく、5バックくらいの守備的な布陣にてゴール前を固めてくるため、なかなかパスで中央を崩してゴール前までボールを運ぶことが出来ません。そのためシュート数も必然的に減り、相手の思惑通り、単調な攻めばかりでは相手の術中通りに0-0で試合が終わってしまいがちです。
そんな中、4-4-2や4-5-1のシステムで戦っている場合において鍵となるのがサイドバックの選手の攻撃に関するプレーです。サッカーのゴールとはピッチ上の中央のほうにありますので守備をする際はゴール前に人が集中する一方で、サイドの守備は手薄になる側面があります。そんな中、ゴール前はガチガチに固められている中、サイドバックがオーバーラップしてフリーな状態の中で精度が極めて高いピンポイントのクロスボールやセンタリングをあげ、FWがヘディングでゴールをこじ開けることがよく起こります。
また、ガチガチに固められている中では、それがゴールを奪う上で得点の方程式の一つとなっているところがあります。そのため、特に守備的な夫人のチームばかりと対戦するビッグクラブのサイドバックの選手は、守備の練習ばかり精力的に行うだけでなく、クロスボールやセンタリングのボールの精度を高める練習も重点的に行うことが重要です。
